従業員の健康維持・増進への取り組み 画像

千寿製薬では、全社員が心身ともに健康で「100%絶好調」になるために必要な体制づくりや、
健康課題の把握、課題解決への取り組みを進めています!!

健康推進のための体制

従業員の健康維持・増進活動を全社の取り組みとして円滑に推進できるよう、代表取締役社長を委員長とした「健康推進委員会」を設置しています。

健康状況の把握

<自分の身体を知る機会の提供>

    • 定期健診では法定項目に加え、30歳以上の従業員に対しては、胃部X線検査などの項目を含む生活習慣病健診を実施しています。また、胃部内視鏡検査・腹部超音波検査を選択することもできます。
    • 乳がん・子宮がん検診は年齢の制限を設けず、希望する従業員は全員受けられます。
    • 50歳以上の希望者は前立腺がん検診(PSA)も追加できるようになりました。
    • 45歳以上の希望者は大腸内視鏡検査を2年に1度受けることができます。

<健康意識調査の実施>

従業員の健康への意識の変化を定期的に調査し、健康推進施策に活かしています。

<健康課題>

健康意識調査や定期健診結果を分析し、課題を抽出した上で目標を立て、会社主導で健康維持・増進施策に取り組んでいます。

健康課題 目標 現状
1 生活習慣病の発症予防
定期健診におけるBMIや脂質、血圧、血糖の有所見率が高く、生活習慣病発症に対する予防対策が必要。

<対策>有所見率の改善には、いずれも運動習慣が効果的であるため、取り組みやすいウォーキングが運動習慣となるよう歩数イベントを開催しています。
イベント参加率50%以上 歩数イベントへの参加者は回を追うごとに増加しています。
直近の歩数イベント開催時には、全従業員のうち4割近くが参加し、また、参加者中の36%の平均歩数が8000歩以上を記録しました。
2 肩こり・腰痛の改善
肩こりや腰痛といった体の不調が多くみられる。

<対策>肩こりや腰痛を改善するためのセミナーや情報提供を行っています。
肩こりを感じている人の割合を70%未満に 新入社員とコラボして、肩こり予防やリフレッシュに効果的なストレッチを作成。会議スペースにポップアップを設置して、会議前や途中に実施しています。また、来客スペースにも設置し、お客様にも体験していただけるようにしました。
3 MR職における高血糖の改善
MR職は定期健診における血糖の有所見率が高く、糖尿病の発症や重症化の予防対策が必要。

<対策>健診結果の見方セミナーの実施の他、食事に関する情報提供、朝食や補食に最適な食品を配布するなど、食習慣見直しのきっかけづくりをしています。
MR職における健康行動実施率50%以上 セミナーや情報提供により、食習慣が改善されました!
・朝食欠食率  32.9%→28.0%
・単品食が多い 54.4%→53.8%
・油の多い食事 65.8%→60.6%
運動行動を追加することでさらなる健康増進を目指します。

健康施策

施策1:セミナーの開催

セミナーの開催で、健康に関する知識を増やし、自分の身体について考える機会を提供しています。

  • 管理栄養士による健診結果の見方セミナー
  • 大塚製薬(株)学術部 山平様による睡眠に関するセミナー

施策2:新システムの導入

  • 従業員自身が健康診断結果をスマートフォン(アプリ)やパソコンで見られるシステムを導入。
    日々の歩数の記録もできるため、全社で歩数を競うイベントを定期的に実施しています。回を重ねるごとに参加者が増えており、チームで競うルールを導入するなど、楽しんで歩く習慣がついてきた人が増えています。
    このアプリでは他に、血圧や体重、食事の記録、お薬手帳としても利用でき、健康管理のツールとして役立っています。

施策3:イベントやポスターの活用

  • 生産性に影響を及ぼしていることがわかっている「肩こり」改善のため、新入社員とコラボして『千寿製薬ストレッチ』を作成しました。ポップアップを会議室に設置し、会議前や途中のリフレッシュに活用しています。ご来社いただいたお客様にもお待ちいただく間にリフレッシュしていただけるよう来客ブースにも設置しています。また、弊社研究所でのヨガ教室開催など、従業員の健康でありたい気持ちをサポートしています。

    その他、健診結果データの分析により、有所見者割合の多い職種・事業所を中心に、生活習慣の見直しへの機会づくりなども行っています。(例:MRに対する血糖値コントロールの重要性に関するe-ラーニング、補食(間食)に適当な食品の配布)
    今後も、従業員が参加したくなるような、また、千寿製薬に関わる方々にも広げられるような工夫をしていきます。

  • 来客ブースにストレッチのポップアップを設置しています

施策の効果について

従業員の健康推進施策を実施することで、徐々にではありますが、以下のような良い変化が出ています。

調査項目 2018年調査 2019年調査 2020年調査 2021年調査 2022年調査
仕事のパフォーマンス平均得点※1 77.0点 78.0点 79.4点 78.8点 79.0点
ソーシャルキャピタル(職場の一体感)高評価者割合 57.8% 61.0% 62.2% 59.5% 62.3%
高エンゲージメント(ワークエンゲージメント)者割合※2 50.9% 52.9% 54.9% 52.7% 53.1%
1日8000歩以上の歩行ができている 30.9% 41.0% 32.5% 32.4% 33.9%
アブセンティーイズム(病欠・休職)スコア※3 2.95日 2.32日 1.62日 2.28日
※1 SPQ東大1項目版をプレゼンティーイズム測定尺度とした従業員調査を年1回実施。 ※2 自社で導入している従業員調査内に「新職業性ストレス簡易調査票」に含まれるワークエンゲージメントに関する質問2項目を組み入れて測定。
「高評価者:評価点が3点以上(100点満点換算では約67点以上)」の割合を指標としている。
※3 病気による休暇取得(遅刻早退を含む)の日数を従業員アンケートで聴取。