「仕事と生活の調和」のさらに先へ 「ワークライフマネジメント」
の推進

千寿製薬のすべての社員が共有する価値観の総称である「SENJU SENSE」。それは “会社の想い”と“社員の行動のベクトル”を一致させ、すべての人々の「しあわせ」を実現させることを目指して制定されています。そんな「SENJU SENSE」が明示する価値観を、社内の人事や労務などの諸制度に具体的に反映させるための取り組み、「ワークライフマネジメント」についてご紹介します。

  • ナビゲーター せんせん

  • インタビュー 管理本部 人事部労務グループ
    グループマネジャー
    福谷亮介

  • 管理本部 人事部労務グループ
    主任
    篠原真由美

「ワークライフマネジメント」が
目指すところ

せんせん
「ワークライフマネジメント」とは、どのような取り組みなのですか?
篠原
「ワークライフマネジメント」とは、「仕事と生活の調和」によって、生産性の向上と社員の満足を促進するための施策と概念の総称です。ひと言でいえば、千寿製薬での“働き方改革”にあたる取り組みですね。まずは、業務効率化とメリハリのある働き方で生産性を向上させ、「企業価値を最大化」することを目指しています。
せんせん
「企業価値の最大化」とは、千寿製薬がどのような状態になることを指していますか?
福谷
千寿製薬にとっての「企業価値の最大化」とは、会社・組織と社員が、お互いに理想的な状態・関係になることを指しています。たとえば、会社・組織としては、業績の向上、新たな価値・サービスの創造、多様な人材の確保・育成を通じて、組織成果を最大化している状態です。
篠原
一方の社員としては、心身両面の健康、仕事と生活の充実、働きがいがあり多様性が活きる職場づくりなどにより、「Well-being(社員のしあわせ)」を最大化している状態です。そうなると、会社・組織は社員に対してさらなる成長支援を提供し、社員は会社に対してより付加価値の高い成果を提供するという、理想的な関係が構築できます。
せんせん
「企業価値の最大化」の実現によって、千寿製薬はより良い会社になれるのですね。
篠原
「ワークライフマネジメント」で目指すのは「企業価値の最大化」だけではありません。会社・組織と従業員の理想的な状態・関係を構築することで、「未来に選ばれ続ける会社」となること。そして、千寿製薬と関わるすべての人々を「しあわせ」にする「Good Company」となること。それこそが「ワークライフマネジメント」の究極の目標です。

「ワークライフバランス」という表現を
避けることの狙い

せんせん
一般的な「ワークライフバランス」ではなく、「ワークライフマネジメント」と表現している理由を教えてください。
篠原
「ワークライフバランス」という言葉は、日本でも普及・定着していますが、その言葉の本質の理解は進まず、仕事と生活をトレードオフの関係として捉える風潮があります。そこで千寿製薬では、“誤解”が生じやすい「ワークライフバランス」という表現を避け、「ワークライフマネジメント」という表現を用いることにしました。
福谷
そのうえで、すべての社員に対する「仕事と生活の調和」についての正しい認識の啓蒙、生産性向上と従業員満足をかなえるための制度づくりを進めようと、「ワークライフマネジメント」の制定に取り組みました。そして2017年12月、基本的な考え方をまとめたメッセージと、それを分かりやすく伝える概念図を社内に展開しました。
せんせん
「ワークライフマネジメント」制定に結び付く、何か具体的な出来事があったのですか?
篠原
以前から千寿製薬では、育児休業や時間外労働の削減などについて、法律の基準を上回る内容で制度化するなどしてきました。しかし、会社が掲げる理念と各種制度の関連性が分かりづらいものになっていました。また、せっかく整備した制度も、周知と理解が十分でなく、活用が進まないという課題を抱えていました。そこで、千寿製薬としての「仕事と生活の調和」の基本的な考え方とメッセージ、概念図を作成し、「ワークライフマネジメント」の制定に至りました。
福谷
会社と社員の双方のメリットと相乗効果を生み出し、理想的な関係を築けるような制度づくりには、基礎となる概念をきちんと構築し、社員に分かりやすく周知することが必要でした。心身ともに良好な状態を創り出し、成果を高めて企業価値を最大化し、より良い会社にしていく。すべての社員に、その認識を高めてもらうことが必要だったのです。

仕事と生活の充実に向け、
積極的な制度活用を奨励

せんせん
社員が仕事と生活を充実させるための制度や取り組みにはどんなものがありますか?
篠原
休暇を取ってリフレッシュしたり、子育てや介護に取り組んだり、心身両面での健康を目指したり。社員一人ひとりの目的に応じて利用できる、各種制度が設けられています。
私自身、育児休業を2度取得し、時短勤務の制度も利用した経験があります。育児休業を取得する女性社員は以前から多いのですが、最近は男性社員の取得も少しずつ増えていることが嬉しいです。厚生労働省から「くるみん(※1)」「えるぼし(※2)」の認定を受けているため、育児中の社員や女性を対象とした取り組みが多い印象を持たれるかもしれませんが、それだけではありません。たとえば、保健師による健康診断後のフォロー、オプション健診の充実、健康増進イベントの開催などの取り組みも行い、経済産業省の「健康経営優良法人~ホワイト500~(※3)」にも認定されています。
全社員が「ワークライフマネジメント」の当事者であると認識し、仕事と生活を充実させるために主体的に働き方を考えられるような制度や取り組みが重要と考えています。
せんせん
いろいろな制度ができていますが、これからも制度は増えていくのですか?
篠原
新たな制度として、2020年1月から在宅勤務制度がスタートしています。在宅勤務は決して育児や介護など、働き方に制約のある社員だけのものではありません。パフォーマンスの向上、健康増進などにも役立てられる制度と考えていますので、積極的に活用して欲しいです。各種制度の内容や目的を理解し、それらを上手に使って、一人ひとりが「自分なりの働き方」を見つけて欲しいと思います。
福谷
単純に制度を増やしていくだけでなく、「いかに使いやすくするか?」「上手に使ってもらえるか?」というところにも工夫が必要になってきます。たとえば、男性社員の育児休業や有給休暇などについては、管理職クラスに積極的な利用を勧めています。そうすることで、誰もが遠慮なく、上手に各種制度を利用できる日が近付いてくるはずです。

(※1)『くるみん』は次世代育成支援対策推進法に基づき、一定の基準を満たした上で申請を行うことで「子育てサポート企業」として認定を受けることができます。
(※2)『えるぼし』は一般事業主行動計画の策定及び届出を行い、一定の基準を満たし、女性の活躍推進に関する状況等が優良な企業が、認定を受けることができます。
(※3)「健康経営優良法人」は地域の健康課題に即した取組みや日本健康会議が進める健康増進の取組みをもとに、とくに優良な健康経営を実践している法人を顕彰する制度です。

「しあわせ」を生み出すための
“リアル”な取り組み

せんせん
「SENJU SENSE」は「ワークライフマネジメント」に、どのように活かされていますか?
福谷
個人的に「SENJU SENSE」にある行動理念「If I were you(もし、私があなただったら)」という言葉、考え方が大好きです。「ワークライフマネジメント」の取り組みについては、「If I were you(もし、私があなただったら)」に基づいて、実際に制度を利用する社員の目線を意識しながら推進しています。今後は「ワークライフマネジメント」の取り組みや成果が、社員だけでなく、社員の家族にも広がっていくことを目指します。最終的には、千寿製薬に関わるすべての人々の「しあわせ」につながる取り組みへと、進化・発展することが理想ですね。
せんせん
「ワークライフマネジメント」の取り組みは、今後もますます広がっていくのですね。
篠原
千寿製薬の「ワークライフマネジメント」の取り組みは、決して“先進的”あるいは“画期的”といわれるようなものではないと思っています。これからも、千寿製薬では「ワークライフマネジメント」を軸に、大切にしている価値観「SENJU SENSE」の体現や、究極の目標である「Good Company」の実現に向かって、仕事と生活の調和・進化のための“リアル”で地道な社内制度・仕組みづくりを進めていきます。

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