バイオシミラーとはなんですか？
バイオ医薬品の特許が切れた後に、他の製薬会社から販売される
同等の効果/安全性を持った医薬品のことです。
特許で守られている医薬品
医薬品には特許があるため、一定の期間が経過するまでは、最初に開発した製薬会社しか販売することができません。しかし特許期間が終了すると、他の会社も同じ成分や効果を持つ医薬品を販売することができるようになります。
特許期間終了後に販売される医薬品：
ジェネリック医薬品とバイオシミラー
従来の医薬品とバイオ医薬品:名称の違い
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従来の医薬品の場合、はじめに開発されたものを「先発医薬品」、その特許期間終了後に販売されるものを「ジェネリック医薬品」と呼びます。一方、バイオ医薬品の場合は、それぞれに「先行バイオ医薬品」、「バイオシミラー（バイオ後続品）」という名称がつけられています。なぜこのように違う名称が使われているのかというと、バイオ医薬品は成分が複雑であり、はじめに開発された製品と全く同じものを作ることが非常に難しいからです。バイオシミラーの開発・製造時には、ジェネリック医薬品よりも厳密な品質管理が必要になるため、区別して扱われているのです。
患者さんのメリットに
一般に、これまでになかった新しい医薬品を作り出すよりも、すでに効果などが知られている医薬品を改めて作り直すほうが、少ない費用で開発することができます。そのため患者さんは、他の製薬会社からジェネリック医薬品やバイオシミラーが販売されることで、同等の成分や効果を持つ医薬品を安く使うことができるようになるのです。