インテグリン・ペプチド治療薬に関する開発およびライセンス契約締結について

お知らせ

インテグリン・ペプチド治療薬に関する開発およびライセンス契約締結について

千寿製薬株式会社(本社:大阪)とAllegro Ophthalmics,LLC(本社:米国 カリフォルニア州 )は、インテグリン・ペプチド治療薬を日本のすべての眼疾患を対象に開発および販売実施権に関する契約を締結しました。インテグリン・ペプチド治療薬は、独自の作用機序により、異常血管の新生抑止、異常血管における漏出低減、異常血管の増殖を阻害することで、複数の適応症に対処できる可能性を備えています。

 

本提携により、当社は、日本での開発および販売する権利を取得します。当社は、これらの権利と引き換えに、Allegro社に対し契約締結に対する一時金および開発の進捗に応じた開発一時金、また販売金額に応じたロイヤリティーを支払う予定です。

 

Allegro社は現在、滲出型加齢黄斑変性(Wet AMD)患者を対象とする単独療法としての第Ⅰb/Ⅱa相試験における患者組み入れを完了し、糖尿病黄班浮腫(DME)患者を対象に、抗VEGF療法と併用する第Ⅰb/Ⅱa相試験を開始したと発表しました。これら2件の臨床試験に先立って、DME患者を対象とする第Ⅰ相試験が実施されています。臨床試験から得られたデーターはすべて、動物試験から得られたものと同様、Wet AMDとDMEの両患者において、単独療法の恩恵が治療休止後少なくとも3ヶ月間継続するという事実を含め、インテグリン・ペプチド治療薬が安全で認容性が良好、かつ有効であることを示しています。

 

Allegro Ophthalmics,LLCについて

 

Allegro社はインテグリン・ペプチド治療薬を滲出型加齢黄班変性、糖尿病網膜症、糖尿病黄班浮腫に対する次世代治療薬カテゴリーとして確立すべく尽力しています。

 

本件に関する問い合わせ先

千寿製薬株式会社

コーポレート・コミュニケーション室

06-6201-9603