5つのストーリー

STORY 03 Good Companyが目指した工場

  • 「世界の製造基準に対応できる新工場の建設」プロジェクトの製造管理の担当者として赴任したのは2008年のことだ。一歩ずつ着実に「グローバル化」の階段を登ってきた千寿製薬。海外マーケットの広がりに伴って生産能力のアップとより高度な製剤技術が必要とされていた。

  • リーダーを筆頭に生産管理、品質管理の担当者と自分。それぞれの道ではプロではあったが、工場の立ち上げ業務の経験をもつ者はいなかった。でも、4人の胸中には同じ想いがあった。それは、何十年先に視点をおいた工場にすること。工場としての生産性を大切にしながらそこで働く人々の「しあわせ」も同時に追求できる、地域から信頼される工場にすることだった。

  • 決して平坦な道ではなかった。日本全国を探し歩いた候補地選定。製造エリアのレイアウトや生産設備の決定など初めての経験の連続。コンピュータシステムや自動制御システムが思い通りに動いてくれず、頭を抱えた日々。新しいことへのチャレンジと、安定稼動を両立させることの難しさを改めて痛感した。同時に、実現したいという強い願望・熱意があればどんな困難も乗り越えられるし、それが成長だと共に工場をつくりあげてきた仲間から教えられた。

  • 生産ラインは今、順調に動き、工場で働く社員の数も増えた。だが、今も工場は未来へ向かって 進化を続けている。もっと強い工場へ、もっと働きがいのある工場へ、もっと若い力が育つ工場へ変わっていくために。次世代にわたって Good Companyの工場だと自信を持って受け継いでいける工場へ。

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