瞳の休憩室「Rest eye」

こんな「目の漢字」、知ってますか?

まずは、イラストに描かれている一文字の漢字をご覧ください。縦に長くなった「大」という字の両脇に、「目」が二つ並んでいるというものです。

この漢字を、今までどこかで見たことがあるでしょうか?
まず、ほとんどの人が、「ない」と答えるでしょうね。「爽快」の「爽」の字に似ていますが、両側が「目」になっているので、決定的に別物です。なんだか、デタラメに作り上げた字のように思えたりもします。

でも、これはちゃんと実在する漢字なのです。
ごく一般的な漢和辞典などには載っていませんが、何十万語という漢字を網羅した大きな漢和辞典には、ちゃんと掲載されています。図書館などにある、大型で全何巻もあるような漢和辞典を調べれば、見つけることができる漢字なのです。

さて、では、どんな意味を持った漢字なのでしょうか。
もったいぶらずに、答えを書きます。前述の漢和辞典などによると、この漢字の読みは「ク」または「キョク」。そして、意味は次のようなものです。
(1)きょろきょろ見まわす。
(2)よこ目に見るさま。

意味を知ると「ああ、なるほど」と納得できますよね。漢字の形が、人の顔のように見えてきて、いかにも、きょろきょろ見回しているという雰囲気です。解字をすると、「大」は人の意だそうなので、正確には顔を表しているわけではありませんが、これぞ「象形文字」だなあと、思わされます。

眉(まゆ)、睫(まつげ)、瞳(ひとみ)、瞼(まぶた)……などなど「目」が部首となっている漢字は、この他にも数多くありますが、こんな珍しい漢字を一つ知っておくのも、面白いのではないでしょうか。

ちょっとした機会に、誰かに出題したりして、楽しんでみてはいかがでしょうか。カンのいい人なら、漢字の形から、正解を答えてくれるような気もしますよね。