瞳の休憩室「Rest eye」

草食系か、肉食系かは、目でわかる!?

タイトルを読むと、最近の流行語である「草食系男子」と「肉食系女子」の話かと思われるかもしれませんね。しかし、今回は、人間ではなく、動物に関する「目の雑学」をご紹介します。

動物を「肉食動物」と「草食動物」に分けるという分類方法があります。肉食動物といえば、ライオン、トラ、クマ、タカなどがすぐに思い浮かび、また草食動物といえば、ウマ、ウシ、シカ、ウサギなどが、すぐにあげられますね。

そして、この二種類の動物たちをくらべると、その「目」に大きな違いがあるというのです。さて、どこが違うのでしょう?

答えは「目の位置」。
ライオンなど肉食動物の目をよく見てみると、顔の前に二つの目が接近して並んでいるのがわかります。それに対して、ウマなどの草食動物は、顔の両側に目が離れてついています。どうして、肉食と草食で、こんな違いができたのか。その理由は、やはり捕食する側と、捕食されてしまう側という、お互いの生き方が関係していました。

肉食動物は、獲物を捕える時に、相手との距離を立体的に把握することが必要になってきます。目が顔の前面にあれば、両方の目の視野が重なりあい、物が立体的に見えやすくなるのです。
一方の草食動物は、天敵である肉食動物が近くにいないか、広い視野で、まわりを見渡すことが必要になってきます。このため、顔の前ではなく両側に目がつくという進化をとげたのでしょう。

そういえば、競走馬がよく、目を覆う馬具をつけられていますよね(あれは「ブリンカー」とか「遮眼革(しゃがんかく)」と呼ばれています)。馬の目を前方だけに集中させるためにつけるわけですから、やはり、馬の視野というのはふだんはかなり広いんだなということが、わかりますね。