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ふと何か考え事をする時、あるいは何かを思い出そうとする時、無意識に視線を上に向けてしまう……そんな経験が、あなたにもあるのではないでしょうか。なぜ、物事を考える時、視線は上に向くのでしょう?
これは、人間にとって「目」から入ってくる情報がかなり多いということが関係しているようです。
私たちは普段から、いろんな物を「見る」ことで周りの状況を把握しています。目の前にいる人の顔や、風景などから、さまざまな情報をとりいれて、それをもとに脳がいろいろ判断し、行動しているのです。
ところが、物事を深く考えようとする時には、「目」からの情報が思考の邪魔になります。気が散ってしまうわけですね。そこで、視線を上に向け、空や、天井など、わりと平坦で何もない景色を見ようとする……これが、考え事をする時に上を向いてしまう理由のようです。
同じように、視線を足元に落としたり、目をつぶって考え事をすることもありますよね。これもやはり、「目」からの情報を遮断し、思考に集中しようとしているのでしょう。
ちなみに、視線と思考の関係では、次のような面白い「説」があります。
考え事をしている時、右に視線が行くと「言葉」を思い浮かべていて、左に視線が行くと「絵やイメージ」を思い浮かべている、というものです。
これは「言語脳」と呼ばれる左脳が働くと、左脳の支配する右半身が動きやすくなり、「イメージ脳」と呼ばれる右脳が働くと、右脳の支配する左半身が動きやすくなるからだそうです。
ただ、これはあくまでも「説」であり、正しいかどうかは明らかではありません。でも、話のネタにはなりそうですから、覚えておくといいかもしれません。
