今回は、こちらのイラストで、錯視体験をしてみてください。
頭巾をかぶった忍者と城の絵です。

全体的にぼかしているので、どこかはっきりしない印象の絵に見えると思います。さて、この絵には、なにげなく見ているだけでは気づかない「ヒミツ」が隠れています。

「ヒミツ」を見つけるのはむずかしいかもしれません。時間がかかる人もいるのではないでしょうか。
あなたは、どのぐらいの時間で見つけることができるでしょうか。

背景と頭巾をピンク色に塗りつぶし、「顔」の部分だけを拡大してみました。

忍者の顔を、よく見てみると…。
「ひとつの顔」ではなく、「ふたりが寄り添ってキスをする」という絵だったことがわかります。

私たちには、頭巾の中にあるのは「ひとつの顔」だという先入観がありますから、意外と気づくのに時間がかかってしまうようです。
すぐに気づいた方は、先入観にとらわれない、鋭い観察力の持ち主だと言えるのかもしれません。