同じ大きさはどれ?
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今回は、シンプルな図柄で錯視の面白さを体感していただきましょう。
図のように、(1)~(3)と番号をつけた、3つの机がならんでいます。この机の「天板」はどれも平行四辺形で描かれていますよね。そして、その大きさや傾きは、3つとも違うように見えます。
ところが、この3つの平行四辺形のうち2つは、まったく同じものなのです。さてそれでは、何番と何番の「天板」が同じなのでしょう?よ~く見て、わかったと思ったら解説のページへ進んでください。
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正解は、(1)と(2)が同じ平行四辺形でした。
わかりやすいように、3つの天板を同じ傾きにし、足の部分を透明にしてみました。
さらに、(1)と(2)が、同じ内角であることを示すため、その角を接して配置しました。これは「シェパード錯視」と呼ばれているもので、1981年にR・N・シェパード氏が発表しています。
え?まだ同じ大きさに見えない?そんな人は問題の図をプリントアウトして、二つの天板を切り抜いて確かめてみてくださいね。
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だまし絵監修・三輪みわプロフィール
神戸市生まれ。1986年「第1回パズル大賞」を受賞し、以後パズル作家として活躍中。そのかたわら、オリジナルの
「だまし絵」を発表。作品のいくつかは、ポスターやレコードジャケットに採用され、テレビ・雑誌などのメディアにも取り上げられている。