Interview
2019.07.22

抜群の存在感はこうして生まれた個性派俳優・木下ほうかブレイクの理由

提供:千寿製薬株式会社

ドラマや映画、バラエティなど、多方面で活躍されている木下ほうかさんですが、ブレイクを果たしたのは50歳の時。個性派俳優として広く知られるまでには、さまざまな苦労がありました。下積み時代から、俳優人生の転機となった出来事や出会い、演技などについて伺いました。

50歳でドラマ、バラエティでブレイク。
「顔と名前が一致する俳優」に。

木下さんがこれまで出演された映画やドラマは何百本という数ですが、広く知られるようになったのは2014年、ちょうど50歳の頃でした。ドラマやバラエティで演じたイヤミな男性役が大きな話題になりましたね。
木下ほうか(以下、木下):俳優というのは「顔は知られているけれど名前は知られていない」ことが多く、顔と名前が一致するようになることが我々の目標。でもなかなか難しいですよね。2014年のドラマでは放送時から反響はありましたが、ブレイクを実感したのは翌年、お昼のトーク番組に初めて出演した時ですね。それまでバラエティ番組に呼ばれたことがなかったので。
移動中の電車の中で、声を掛けられたり、見られたりするようになったのもその頃からです。

長かった下積み時代。
意識していたのは、人と違う演技をすること。

16歳で映画デビューし、大学で演技を学んだ後、大阪の劇団に在籍されましたが、やはり映画俳優になりたいと上京されたのが25歳ですね。
木下:やっぱり映画俳優になりたいという思いがありました。どこか怖かったんですね、いきなり上京することが。何のあてもなく、経済的にも不安で、実家を離れることにも覚悟がいりました。ただ、若かったのでどこか強気で怖いものもないし、なんとかなるという思いでした。だめならやめちゃえばいいし。
そこから長い下積み生活が始まりました。
木下:当たり前ですけど、いきなり上手くはいきません。ただ、当時はVシネマや深夜ドラマなどが全盛期だったので今の俳優よりは機会に恵まれていたと思います。その頃一番多かったのはチンピラの役でした。チンピラというと声を荒げたり、怖い顔をしたりと、みんな同じような演技をするけれど、僕は人と違う演技をしようと常に意識していました。台本と違うことをやろうとして怒られることもありましたが、自分なりの意見をぶつけているうちに「結構いいかも」と次第に認められるようになりました。

俳優は目の使い方が一番重要。
目の動き一つで演技が変わる。

芸能界はシビアな世界ですよね。
木下:代わりはいくらでもいるし、いつどこからニューフェイスが現れるかわからない。何かトラブルがあれば取って代わられる。やりがいもあるけれど、不安も同じだけあります。仕事は好きだけれど楽しくはないですよ。家に帰ってから「もう一回撮り直せたら……」「あの時こうすれば良かった」と思うことばかりです。
でも喜びがあるから続けている。特に映画は作品として残るじゃないですか。全く別の時代の人が僕の出演作品を観て「好きだ」と感じてくれる。そういうところがとても魅力的です。出演作は確認のために観ます。そこに必ず反省点があるので、立ち位置や顔の向き、セリフの言い回し、まばたきの回数など、あらゆる点を確認します。
まばたきの回数と言われましたが、俳優にとって目は重要なんですね。
木下:映像作品で一番に言われることが「まばたき禁止」なんです。まばたきは人が自然にする動作ですが、その動きに別の意味を持たせてしまうことがありますし、映画館の大きなスクリーンで観た時にとても気になる。若い時はまばたきが多くて苦労しました。
舞台と違って、映画やドラマは顔がクローズアップされるので、俳優にとって、目が一番重要かもしれませんね。セリフではなく、目で語る。人に合図を出す目があれば、お願いする目や悲しい、うれしい、不本意など、いろいろな「目」の演技があります。
相手役と対峙するときも目は大事ですよね。
木下:相手の表情を読み取ってリアクションすることもありますが、ずっと目を見られるとやりにくいという役者さんもいます。そういうときは眉間を見るようにします。そうすると、画面上は目を見ているように見えても、本人は気にならないんですよ。
また、怖い役を演じるときはあえて目を見ずに喉もとを見ます。あえて目線をずらしてセリフを言うと「この人何考えているの…?」と恐怖を感じるんです。
今、目線をずらしてお話されましたが確かに怖かったです(笑)。俳優というのは目を酷使する仕事なんですね。
木下:台本を読むのにも目を使いますからね。僕らの仕事の手がかりは台本しかありません。舞台と違って映像作品の場合は事前の稽古がなく、撮影当日に数回のテストをやるだけ。撮影までに台本を読み込んでそれぞれが役をイメージして作り上げなければいけません。だから活字ばかり見ていますよ。それが仕事の9割です。そういう意味でも目を酷使する仕事です。

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コラム

年齢と共に衰えるピント調節機能
人の目は、ものを見るとき、ピント調節筋(毛様体筋)によって水晶体の厚みを変えてピントを調整し、近くや遠くを見ています。水晶体には弾力性があるため、厚くなったり薄くなったりすることができます。しかし、水晶体の弾力性は年齢と共に失われ、いくらピント調節筋を収縮しても近くにピントが合いにくい状態になります。また、ピント調節筋の衰えは40歳頃から始まると言われていますが、症状には個人差があり、気付かないうちにピントを合わせようとして、ピント調節筋を酷使していることもあります。

目の断面 イメージ図

30~40代は、人とのつながりを大切にする時期。
その後の人生が変わってくる。

木下さん自身が振り返って、30~40代でやっておいてよかったと思うことは?
木下:一番苦しむ年頃ですよね、一番しんどい思いをして鍛える時期というか。
今は嫌がられることも多いけれど、人と付き合って人脈をつくるべきだと思います。無理なく、自分らしくやるのは構いません。でも40代後半から50代になった時にも継続できることなのかということを考えないといけない。よほど才能がある人ならいいけれど、長く上手く続けられるようにするには人とつながりを持つことかな。嫌な人と無理やりつながりを作る必要はありませんが。
僕が一番うれしいのは、昔、助手やアシスタントだったスタッフがメインの監督やカメラマンになった今、僕を呼んでくれること。
彼らが若い頃に「こいつはいけるんちゃうかな」とエサを撒いていました(笑)。俳優でもそうですよ、たかだが牛丼をおごるぐらいの話ですけどね。

ネガティブだけど負けず嫌い。
だから俳優を続けてきた。

これから挑戦したい役柄や仕事はありますか?
木下:具体的にこういう仕事がしたいというのはないです。いただいた仕事をやるだけ。もちろん、楽で良い役で、報酬も多く、褒められて、演じていてうれしくなるような仕事が一番良いに決まっていますが、そんな仕事はあるわけがない(笑)。どれか一つでも条件に合えばやりますよ。面白い役や一緒に仕事がしたい共演者、演出家、シナリオであればタダでもいいとか。好きでやっていることだから。海外進出とかそういう野心はもうないです。面白いことや人に評価されることができればいいなと。
僕は全部悪く考えてしまうという特徴があって、それはもう直らない。でもネガティブになることで、その思いをバネにしてやってきました。楽観視できないのでしんどいですよ。ポジティブな人がすごくうらやましいです。
それでも、自分なりの生き方を見つけることができれば、木下さんのように花開くことができるのかなと思いました。
木下:僕はネガティブだけど、負けず嫌いということが大きいですかね。今でも辞めたいと思うことはありますよ。しんどいから田舎で自給自足の生活をしたいとか。でも、近所に歯医者がなかったら不安だとか、何もないところはやめておこうとなる(笑)。不安は多いですが、仕事はちゃんとやります。僕らは定年がない仕事。保障はないけれど、体に悪いところがなければいつまでもできる仕事ですから。
出演作が続き、映画やドラマで抜群の存在感を発揮している、木下ほうかさん。その裏には、人と違う演技をしようと常に意識し、「目」の使い方で役を表現してきた努力があり、周りの俳優やスタッフに目を配るなど、人とのつながりを大切にしてきたことがわかりました。今後もどんな演技で驚かせてくれるのか、注目です。

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